【4年間で約450万円】大学にかかる費用の総額や内訳を種類別に紹介

大学受験を検討しているお子さまをお持ちの保護者の方の多くは「大学にかかる費用はどのくらいなの?」という疑問を抱えているのではないでしょうか。

 

また、大学受験では、志望する大学以外にも滑り止めとして他の大学を受験することが一般的です。志望大学を決めるにあたって、大学や学部によってかかる費用の差を把握しておきたいですよね。

 

この記事では、大学にかかる費用の総額や内訳をご紹介します。国立大学・公立大学・私立大学にかかるそれぞれの費用や、学部別にかかる費用をまとめていますので、相場や違いを知ることができるでしょう。

 

くわえて、パソコン代やサークル代など大学に支払うものとは別の項目もご紹介します。大学生活にかかる費用の全体像を把握することで、お金に関する漠然とした不安を軽減できるかもしれません。大学の費用について知りたい方や、不安を抱えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

目次

大学にかかる費用とは?

そもそも「大学の費用には、何が含まれるの?」ということがわからない方もいるでしょう。以下では、大学にかかる費用の内訳や支払い時期をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.大学にかかる費用の内訳

大学にかかる費用の内訳には、入学金(入学料)・授業料・施設設備費があります。入学金とは、入学する際に大学へ納めるお金のことで、授業料は、授業を受けるために納めるお金のことです。また、施設設備費とは、大学の施設を維持させたり充実させたりするための費用のことです。

大学1年目は、入学金が発生するため最も費用が大きくなりやすい傾向があります。一般的に、2年目以降は授業料と施設設備費のみになるため、毎年の費用がほぼ同じになると言えるでしょう。

2.大学の費用を支払う時期

入学金は、大学受験の合格発表から1週間〜2週間以内に入金を求められることが一般的です。大学受験のタイミングによっては、第一志望の大学の合否が出る前に、第二志望や第三志望として受けた大学に合格することもあるでしょう。その場合は、第二志望や第三志望であっても、入学資格を確保するために入学金を支払わなければならないことがあります。

また、総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜で大学受験をした場合は、試験日や合格発表の時期の関係で、支払い時期が早くなります。一般的には、高校3年生の秋ごろに支払いをすることになることが多いでしょう。

授業料や施設設備費などの費用を支払う時期は、一般的に1年間分を前期(4月ごろ)と後期(9月〜10月ごろ)の2回に分けて支払います。しかし、大学によっては1年間分の費用を一括で支払うところもあるので事前に確認しておきましょう。

【国立・公立・私立】それぞれの大学にかかる費用の平均

大学受験を検討しているお子さまをお持ちの保護者の方の多くは「大学にかかる費用はどのくらいなの?」という疑問を抱えているのではないでしょうか。

また、大学受験では、志望する大学以外にも滑り止めとして他の大学を受験することが一般的です。志望大学を決めるにあたって、大学や学部によってかかる費用の差を把握しておきたいですよね。

この記事では、大学にかかる費用の総額や内訳をご紹介します。国立大学・公立大学・私立大学にかかるそれぞれの費用や、学部別にかかる費用をまとめていますので、相場や違いを知ることができるでしょう。

くわえて、パソコン代やサークル代など大学に支払うものとは別の項目もご紹介します。大学生活にかかる費用の全体像を把握することで、お金に関する漠然とした不安を軽減できるかもしれません。大学の費用について知りたい方や、不安を抱えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

1.国立大学

文部科学省の国公私立大学の授業料等の推移によると、令和3年度の国立大学でかかる入学金と授業料は以下の通りです。

入学金(入学料)…282,000円

・授業料…535,800円

国立大学は、文部科学省により入学金と授業料が一律に定められています。しかし、特別支援教育特別専攻科・音楽別科・養護教諭特別別科など、一部の学部は金額が異なります。また、国立大学は原則、施設設備費はかかりません。

2.公立大学

文部科学省の調査による国公私立大学の授業料等の推移によると、令和3年度の公立大学の平均費用は以下の通りです。

入学金(入学料)…391,305円

・授業料…536,363円

公立大学は、国立大学と同じように原則、施設設備費はかかりません。

3.私立大学

文部科学省の調査による私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査による、令和3年度の私立大学の平均費用は以下の通りです。

・入学金(入学料)…245,951円

・授業料…930,943円

・施設設備費…180,186円

私立大学は、大学や学部によって入学金・授業料・施設設備費が異なります。さらに詳しい金額は、大学のホームページに記載されていることが多いので、確認してみることをおすすめします。

学部別の平均費用

学部によってどのくらい費用が変わってくるのか、私立大学を例にして見てみましょう。文部科学省の平成30年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査の結果を以下の表にまとめています。

文科系学部

入学金(入学料)

229,997円

授業料

785,581円

施設設備費

151,344円

理科系学部

入学金(入学料)

254,309円

授業料

1,105,616円

施設設備費

185,038円

医歯系学部

入学金(入学料)

1,073,083円

授業料

2,867,802円

施設設備費

881,509円

それぞれの金額を比べてみると、入学金と施設設備費は文科系学部と、理科系学部で大きく違いはありません。しかし、授業料は理科系学部が30万円以上も高い結果となりました。

また、医歯系学部は、文科系学部や理科系学部に比べて大幅に高い結果となっています。費用が高い理由として、他の学部よりも実験費用・教育設備費用が高額なことが予想できます。

大学費用以外にかかるもの

大学に通う間にかかる費用は、大学に支払うものだけではなく、交通費やパソコン代などもかかってくるでしょう。以下では、入学金・授業料・施設設備費以外にかかるものを表にまとめてご紹介します。人によって、必要なものや金額が異なるので、目安にしてみてください。

教科書代

理科系や医歯科系は、専門的な参考書が必要となるため費用が高くなりやすい

パソコン代

レポート作成や、リモート授業などで使われることが多い

交通費

住んでいる場所によって通学費用は大きく変わる

留学費用

国によっても変わるが、1年間でかかる費用の相場は約30万円~400万円

サークル代

サークルによって、月1,000円~数万円と幅広い

移動費用・合宿代・用具や機材の購入費などがかかることもある

また、子どもが一人暮らしをする場合、引っ越し費用・敷金礼金・インターネット代・生活費などがかかります。くわえて、初めて一人暮らしをする場合は、新生活のために家具・家電などの生活準備費用もかかるでしょう。大学生は、アルバイトをすることも可能ですが、全ての費用をアルバイト代から出すことは難しいかもしれません。場合によっては仕送りが必要になることもあるでしょう。

大学にかかる費用の総額

大学4年間分の費用は以下の通りです。文部科学省の調査をもとに、4年間の合計金額を算出しています。

大学4年間でかかる費用総額(例)

国立大学

入学金(391.305円)+授業料(536,363円)×4年間

2,536,757円

公立大学

入学金(282,000円)+授業料(535,800円)×4年間

2,425,200円

私立大学

入学金(245,951円)+授業料(930,943円)×4年間+

施設設備費(180,186円)×4年間

4,690,467円

また、以下の表では、一人暮らしをするケースを想定しています。日本政策金融公庫の令和3年度「教育費負担の実態調査結果」によると、アパートの敷金や家財道具の購入費などは1人当たり平均38.7万円、平均仕送り額は年間平均95.8万円(月額7.9万円)となっています。

以下の表では、大学の費用に、アパートの敷金や家財道具の購入費(平均38.7万円)や仕送り額(95.8万円×4年間)をくわえた金額です。人によっては、他にかかる費用があるかもしれませんが、大学にかかる費用の総額の目安として参考にしてみてくださいね。

大学4年間でかかる費用総額(一人暮らしを想定)

国立大学

大学の費用(2,425,200円)+一人暮らし準備金(387,000円)+仕送り代(958,000円×4年間)

6,644,200円

公立大学

大学の費用(2,536,757円)+一人暮らし準備金(387,000円)+仕送り代(958,000円×4年間)

6,755,757円

私立大学

大学の費用(4,690,467円)+一人暮らし準備金(387,000円)+仕送り代(958,000円×4年間)

8,909,467円

上記の表は、学部を分けていない平均金額となっています。そのため、理科系や医歯系に絞るとさらに費用が高くなることが予想できるでしょう。

大学にかかる費用は事前にしっかり理解しておこう!

親としては、なるべく子どもが希望する大学へ入学して欲しいですよね。しかし、大学にかかる費用の総額が家計の負担になりすぎないか心配になる方も多いでしょう。後から「お金が足りなかった…」と悩みを抱えないためにも、大学にかかる費用や、入学金・授業料・施設設備費とは別にかかるものの目安を知っておくことはとても大切です。

また、すでにお子さまの志望大学が決まっている場合は、大学のホームページを確認して、さらに細かい費用を確認するとよいでしょう。より具体的な金額を把握しておくことで、見通しを立てることができるはずです。

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