【理系大学の選び方】大切にしたい2つのこと&選ぶときの3つの基準

高校2年生にもなると、少しずつ大学受験を意識し始める人が増える時期ですよね。高校生の中には、理系に進みたいと考えているけれど「理系の志望大学ってどのように決めたらいいの…?」と悩みを抱える人も多いでしょう。また、志望大学を選ぶときに何を大切に選べばよいのかわからず、偏差値やネームバリューばかりを重視してしまう人もいるかもしれません。

この記事では、理系大学を選ぶときに大切にしたい2つのこと選ぶときの3つの基準についてご紹介します。理系大学を選ぶ際のポイントを知っておくことで、今後自分が目指すべき志望大学がはっきりしてくるでしょう。また、志望大学=目標が定まることで勉強のモチベーションアップに繋がるかもしれません。

理系の大学選びに悩みを抱えている人や、志望大学が絞れない人はぜひ参考にしてみてくださいね!

目次

理系の大学選びで大切にしたい2つのこと

理系に進みたいけれど「行きたい大学が決まらない」「学部に悩んでいる」という人もいるでしょう。志望する大学や学部が決まらないと進む方向がぼんやりしてしまい、なかなか勉強がはかどらないかもしれません。

以下では、大学を選ぶときに大切にしたいことを2つ紹介します。

1.自分の学びたいことを優先する

理系の大学を選ぶときは「自分の興味のある分野を学べるかどうか」に重点をおくことをおすすめします。なぜなら、自分の学びたい分野が学べる大学を選択しなければ、授業に興味が持てないまま大学生活を送ることになるからです。

理系の大学には、たくさんの学部があります。たとえば、学部の種類には「医学部・看護学部・歯学部・獣医学部・理学部・工学部・理工学部・農学部」などがあります。学部によって学べることは大きく異なるので、具体的にどんなことが学べるかを下記の表で見てみましょう。

医学部

医師になるために人間の体の仕組みや病気の治療法を学ぶ

看護学部

看護師に必要な医学的知識や技術を学ぶ

歯学部

歯科医師になるために歯や口腔の健康について学ぶ

獣医学部

動物の病気や治療法などについて学ぶ

理学部

化学・生物・数学・地学・物理などを研究する

工学部

科学知識を活かしたものづくりを学ぶ

理工学部

理学と工学の両方の知識を組み合わせて研究をする

農学部

農業や、農業に関わる生物・環境などを学ぶ

理系大学に進むと4年間または6年間、大学院へ進学する場合はさらに長い時間を大学で過ごすこととなります。そのため、受験合格後の大学生活を考えて選ぶことが大切です。もしも、将来のイメージが湧かない人は、理系出身の人に向いている職業について調べることから始めるとよいでしょう。

高校生の中には、大学を選ぶときに「有名な大学でよく名前を聞くから」「偏差値が高いから」という理由で選ぶ人がいるかもしれません。しかし、たとえ有名大学や偏差値が高い大学であっても、自分のやりたいことが必ずしもできるとは限りません。大学・学部選びに後悔しないよう、学部の種類や学べることを事前に調べ、理解を深めておくことが重要です。

2.将来やりたいことや就職先をイメージする

理系の大学は学部によって学べる分野が異なるため、その後の進路や就職先に大きく影響する可能性があります。せっかくなら、大学で学んだ専門性を直接仕事に活かせたらよいですよね。そのためには、大学を選ぶときに「希望の就職先から逆算して考えること」が大切です。たとえば、将来「動物病院」で働きたい人は、獣医学部で学ぶ必要があるでしょう。

大学で学びたいことが具体的に決まっている人は、大学の研究室について調べておくこともおすすめです。なぜなら、研究内容によっては就職や大学院進学に有利になる場合があるからです。研究室とは、卒業までの約1年間で興味のある分野を深掘りするために所属する場所です。

研究室では、各分野に詳しい教授のもとで研究していきます。そのため、自分が関心のあるテーマを学べる環境かどうかを事前に知っておくと安心して大学に進むことができますよ。気になる人は、大学のホームページを見たり、行きたい大学に進学した人が周りにいる場合は直接話を聞くようにしましょう。

理系の大学を選ぶときの3つの基準

学びたい分野や学部が決まってきたけれど、「どのように大学を絞ればよいのだろう…」と悩む人もいるでしょう。以下では、複数の大学から志望大学を選ぶ3つの基準を解説します。

1.大学や学部の雰囲気が自分と合うか

大学や学部によりそれぞれ個性があるため、自分の雰囲気と合うかどうかを知っておくことをおすすめします。入学してみると想像していたイメージと違い、思っていたよりも賑やかだったり、逆に落ち着いていたりとギャップを感じることがあるかもしれません。

入学してから「大学の雰囲気が自分には合わないな…」と悩まないように、オープンキャンパスや秋に行われる学祭で実際の様子を見てみましょう。また、イベント以外のタイミングでも、昼間などに大学に行ってみることで、さらにリアルな大学の雰囲気がわかるでしょう。

2.希望する企業への就職率は高いか

複数の大学で迷ったときは、就職率を参考にするとよいでしょう。大学によって、学べることや強みが異なるため、就職先も変わってきます。自分が希望する業界・企業への就職率が高い大学であれば、就職活動の際も、さまざまな情報を得やすいかもしれません。

もしも、将来やりたいことが定まっていない人は、有名企業への就職率を確認しておくと具体的な就職先のイメージがつきやすくなりますよ。ただし、歴史のある大学には就職に関する情報が豊富にありますが、新設の大学には情報が少ないこともあります。その点を考慮したうえで大学を選ぶようにしましょう。

3.無理なく通える範囲か

理系の大学に通う場合、文系の大学生活よりも忙しくなりやすい傾向にあります。なぜなら、必修科目や実験が多く、遅い時間まで大学で学ぶことがあるからです。くわえて、実験のレポート課題やテスト勉強もあります。そのため、志望する大学は現実的に通える範囲の場所にあるかどうかが重要となります。

また、理系の卒業研究では実験や検証を重ねてデータをまとめることになるので、膨大な時間がかかるでしょう。そのため、大学が住む場所から遠い場合、通学が大変だと感じることがあるかもしれません。大学が通える範囲にあるかどうかは、あらかじめ把握しておくことが大切です。

学びたい分野が決まらないときは「総合大学」という選択肢がある

理系の大学に進むことは決まっているけれど、高校生の中には今の時点でやりたいことが定まっていない人もいるでしょう。もしも、学部や学科が定まっていない人には「総合大学」という選択肢があります。

総合大学とは、はじめは幅広い分野を学び少しずつ自分の学びたい分野や専攻を絞っていくことができる大学です。中には、途中で学科・学部を移行できる大学もあります。総合大学は、さまざまな学部や学科の人と関われるため視野が広げやすいというメリットがあります。さらに、理系の単科大学に比べて、一般的に男女比に偏りが少ないという特徴も覚えてきましょう!

理系の大学選びは情報を集めて慎重に選ぼう

理系の大学は、大学や学部・学科によって学べることが大きく異なります。大学生の間に興味のある分野をじっくり学ぶことができる反面、進路や就職に影響する場合もあります。

大学に入ってから「興味のない分野を学び続けることが辛い…」とならないように、理系の大学で学べることをよく調べておきましょう。

大学を選ぶときは、たくさんの情報があればあるほど、迷ったときに役に立つでしょう。それぞれの大学についてわからないことがある場合は、学校や塾の先生または先輩に聞くことで不安を解消させることができますよ。

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