勉強中に音楽を聴いていると気分が上がり、やる気が出たり集中できることもありますよね。一方で、人によっては好きな音楽を聴いているとつい口ずさんでしまい、逆に集中できなくなってしまう…なんてこともありますよね。果たして勉強中に音楽を聴くことは効果的なのでしょうか。あるいは、どのように音楽を聴けば勉強に集中できるのか気になりますよね。
ズバリ、勉強中に音楽を聴くことは効果的です。
音楽を聴くことによる勉強への効果は科学的に証明されています。
この記事では、勉強中に音楽を聴くことのメリット・デメリット・注意点を解説します。勉強中におすすめの音楽や、音楽に頼らずに勉強に集中する方法についても紹介します。さらに、音楽を使って毎日のコンディションを整える方法も紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
勉強中に音楽を聴くことは効果的!?
勉強中に音楽を聴くことは効果的です。音楽を聴くことによって、気分が上がり、パフォーマンスを向上させることができます。しかし、音楽を聴くことに依存しすぎてしまうと、たとえば試験の際など、音楽を聴くことができない状況に置かれたときなどに集中できなくなる可能性があります。また、大音量で長時間音楽を聴き続けることで、難聴になるリスクもあるので、注意が必要です。
勉強する際に音楽を聴くことのメリット・デメリットは何でしょうか。また、どのようなことに気を付けて音楽を聴けばよいでしょうか。詳しく見ていきましょう!
勉強中に音楽を聴くことのメリットとは!?

①気分が上がり、パフォーマンスの向上につながる
勉強中に好きな音楽を聴いて嬉しい気持ちになると、脳内でドーパミンが大量に分泌されるため、やる気や集中力のアップにつながります。また、音楽を聴いて気分が上がると、脳の前頭葉が活性化され、IQも上がると言われています。つまり、音楽を聴くと気分が上がり、パフォーマンスが向上するのです。
ちなみに、音楽を聴くことには気が散らないようにする、という効果も期待されています。
あまりにも静かすぎる環境で勉強をしていると、ちょっとした物音が気になって集中が途切れたり、時間が経つのが遅いと感じ、なかなか捗らないこともありますよね。そのような場合には、勉強の邪魔にならない程度に音楽を聴くことで、周囲の静けさが気にならなくなり集中力を高めることができます。
②周りの音を遮断できる
勉強することに集中したいけれど、教室やカフェなどの場所では、周りの騒音が気になって集中できないことがありますよね。そんなときは、ノイズキャンセリング機能がついたイヤフォンを使ってみるのがおすすめです。周りの音を遮断させつつも、好きな音楽を聴きながら勉強に集中することができます。
勉強中に音楽を聴くことのデメリットとは!?
①音楽に気を取られて勉強内容が頭に入らない
「音楽を聴きながら勉強していると、いつの間にかメロディや歌詞に気を取られて勉強内容が頭に入ってこない!」という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。音楽に限らず「ながら勉強」をしていると、いつの間にか勉強から意識が離れて全く集中できないことがあります。
②思考力が必要な時はかえって逆効果になる
音楽を聴くことは、単語の暗記など、深い思考を必要としない時には効果があるとされています。しかし、数学の図形問題など、自分で考えて答えを導きだすような勉強をする際は、音楽を聴くことは逆効果だとされています。また、英語や国語の読解問題など、文章を読む際にも同様のことが言えます。
勉強中に音楽を聞く際の注意点
①音楽を聴きながら勉強することに慣れすぎない
定期テストや試験では、音楽を聴きながら問題を解くことはできません。常に音楽を聴きながら勉強していると、音楽を聴くことができない空間で集中することができなくなってしまいます。
日頃から塾や教室を利用して試験やテストに近い空間で勉強することにも慣れておくようにしましょう。
②大音量で長時間音楽を聴くことは避ける
塾や電車のなかで、周囲に聞こえるくらいの大音量で音楽を聴いている人がいますよね。学生の中にも、集中するために音楽を長時間大音量で聴いている人もいると思います。
しかし、音楽を大音量で聴いたり、イヤホンをつけたまま長時間音楽を聞くことは、確実に耳を傷つける原因になります。
メリハリをつけて音楽を聴くようにしましょう。
勉強をする際におすすめの音楽のジャンル
①クラシック音楽

モーツァルトやバッハなど、クラシックの曲を聴くと集中できるという話をよく聞きますよね。クラシック音楽には歌詞がなく、ポップな音楽と異なりリズムやテンポもゆっくりなため、ついリズムにのってしまったり、口ずさんでしまう心配もありません。クラシック音楽には、気持ちを落ち着かせたり、リラックスできる効果もあるので、集中して勉強したいときに聴くのがおすすめです。
②洋楽やK-POP

日本語の音楽を聴くとつい歌詞に共感してしまったり、口ずさんでしまうことがありますよね。そのような場合には、洋楽やK-POPなど、海外の楽曲を聴くことをおすすめします。日本語の楽曲に比べれば、歌詞に惹かれてしまう…ということも少ないのではないでしょうか。ただし、アップテンポなメロディの曲が多いので、どちらかといえば集中したいときよりも、勉強にやる気がでないときやテンションを上げたいときに聴くのがおすすめです。
③自分の好きな音楽

勉強する際に聴く音楽は、必ずしもクラシック音楽や海外の曲である必要はありません。実際に、どんな種類の音楽であっても、自分の好きな音楽を聴くと、気分が上がり集中力が高まるということが証明されています。
さまざまなジャンルの音楽を聴いて、勉強中でも集中しやすい音楽はこれだ!というものをぜひ見つけてみてくださいね。
毎日のコンディションを整えるために音楽が役立つ!?
脳科学の観点から、毎日の身体のコンディションを整えるために音楽を利用することが効果的だと証明されています。自分の好きな音楽を聴くと、ドーパミンが放出され、神経が活性化するのです。
また、上記の「勉強をする際におすすめの音楽のジャンル」でも述べたように、自分の好きな音楽を聴くと気分が上がり集中力が高まると言われています。
しかし、一つのジャンルの音楽だけを聴いていてもあまり効果はありません。なぜなら、ジャンルごとに脳を活性化させるプロセスが異なるからです。
自分の好きな音楽のジャンルやレパートリーを増やすようにしましょう。
音楽を聴かずに集中する方法とは!?

音楽を聴いて勉強に集中することもできますが、ずっと聴き続けていると疲れてしまうこともあるかもしれません。ここでは、音楽を聴かずに勉強に集中する方法をお伝えします。
①勉強するためだけの環境をつくる
漫画や自分の趣味など、自分の部屋で勉強するとさまざまな誘惑に負けて勉強を中断してしまうことがありますよね。そんな人には、勉強するためだけの環境を作ってそこで勉強することをおすすめします。大がかりなものでなくても、机の上にちょっとしたパーテーションを用意して、余計なものが視界に入らないように工夫するのもよいかもしれません。
②こまめに休憩をとる
人間の集中力は90分が限界だといいます。こまめに休憩をとって、勉強に集中する時間と休憩する時間のメリハリをつけるようにしましょう。勉強に集中して体が疲れたな…ということであれば、軽い運動やストレッチをするのもよいかもしれません。
③スマホを自分から遠ざけて勉強する
学生の多くは、自分のスマホを持っていると思います。友達と連絡をとったり、動画を見たりできるなど便利ですよね。しかし、どうしてもスマホが気になって勉強に集中できない!ということがありますよね。そのような場合には、スマホを自分から見えない所に置いたり、他の場所に置くことをおすすめします。
ちなみに、自分から離れた場所であればあるほど勉強に集中できます。
まとめ

今回の記事では、勉強をする際に音楽を聴くメリット・デメリット、注意点についてお伝えしました。また、おすすめの音楽や、音楽を効果的に用いる方法も紹介しました。
音楽をうまく活用しながら、メリハリをつけて勉強してみてくださいね。
日々学習を続ける学生の皆さんは、たくさんの疑問や困難にぶつかっていると思います。
edutossでは、家や学校、どこにいても疑問点を解消することができます。分からない所を質問すると、動画で答えが返ってくる新しい教育サービスです。簡単1分の無料会員登録で、他の学生の質問の答えも含めすべての動画を見ることができます。
この記事が参考になった人は、ぜひ無料会員登録をしてみてくださいね!
↓無料会員登録&各種SNSのチェックはこちらから