限られた時間の中で効率的に勉強をするためには、勉強のスケジュールを立てることが重要です。しかし、高校生の中には「勉強のスケジュールってどのように立てたらいいの?」と悩む人もいるでしょう。また、勉強のスケジュールを立てたものの、最後まで実行できずに挫折をしてしまったことがある人も多いのではないでしょうか。
この記事では、効率的な勉強のスケジュールの立て方について、具体例を用いてわかりやすく解説します。自分に合う勉強のスケジュールを立てることで、目標に向けて着実に進むことができるでしょう。また、今まで以上に効率的に勉強ができるようになり、成績アップに繋がるかもしれません。勉強のスケジュールを実行するコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
効率的な勉強スケジュールの立て方

成績を上げるために、勉強のスケジュールを立てたいと考えていても「スケジュールの立て方がわからない」という人は多いのではないでしょうか。以下では、勉強スケジュールの上手な立て方を紹介します。
1.目標を立てて全体の勉強量を把握する
勉強のスケジュールを立てるときは、目標を立てて必要な勉強量を把握することをおすすめします。はじめに考えるべき目標は「〇〇大学に合格する」「偏差値60を超える」など、少しハードルが高くてもよいので、自分なりに考えて立てるようにしましょう。大きな目標が決まっていない人は「定期テストで80点をとる」という小さな目標でも問題ありません。
次に、必要な勉強量を把握します。たとえば「定期テストで80点をとる」という目標に対して行うべきことの例は下記のようなものです。
【具体例】
・苦手な〇〇の単元を理解する
・英語の単語を50個覚える
・〇〇問題集の10ページまでを終わらせる など
もしも、目標を考えずにスケジュールを立ててしまうと「何のために勉強をしているのだろう…」と途中で勉強をする意味がわからなくなってしまうかもしれません。その結果として、勉強へのモチベーションが低くなってしまう可能性があります。
また、目標を叶えるために必要な勉強内容をスケジュールに入れておくことで、着実に目標に向かって勉強することができるでしょう。まずは、目標を立ててから、全体の必要な勉強量を把握することをおすすめします。
2.全体の勉強量をもとに年間・月間・1日のスケジュールを立てる
目標を立てて全体の勉強量を把握できた後は、それらをもとにまずは月間・1日のスケジュールを立ててみましょう。全体の勉強量からスケジュールを立てる方法は下記の通りです。
【具体例】
1.「苦手な〇〇の単元を理解する」という目標を立てる
2.「ノートを2回復習する」「問題集の中にある〇〇の単元を3周する」のように月間のスケジュール
に分解する
3.月間のスケジュールに分解したものを勉強ができる日にちで割り、1日あたりの必要な勉強量を
「ノートを2ページ復習」「問題集2ページ」などと決める
長い時間がかかるような大きな目標を立てた場合は、年間のスケジュールも必要になるかもしれません。年間目標からスケジュールを立てる例は下記の通りです。
【具体例】
1.「〇〇大学に合格する」という目標を立てる
2.「4~6月は基礎学力をつける」「夏休みに苦手な教科を克服する」「9月~11月は模試を受ける・
問題演習を重点的に解く」「冬休みは志望校の過去問を解く」など大まかなスケジュールを考える
3. 1ヶ月分のスケジュールに分解する
例)4月は「英単語を覚える」「教科書の英文法を理解する」「数学1Aの復習」など
4. 月間のスケジュールに分解したものを勉強ができる日にちで割り、1日あたりの必要な勉強量を
「英単語を5個覚える」「英文法使った問題を2ページ解く」「数学1Aの基本問題を2ページ分解く」
などと決める
大事なポイントは、1日のスケジュールでは曖昧な計画を立てないことです。たとえば「物理の勉強をする」ではその日に何をしたらよいか決まっておらず、すぐに勉強をはじめることができません。勉強をはじめるときに、何をするべきかわかるように「問題集を2ページ解く」など具体的な目標を立てられるとよいでしょう。
3.スケジュールの修正や改善を繰り返す
勉強のスケジュールは一度立てて終わりではなく、実行し続けられるものに調節していく必要があります。なぜなら、スケジュールを立てることに慣れていないと、はじめから自分に合うスケジュールを作ることが難しいからです。
たとえ、スケジュールを一生懸命立てたとしても、実行してみるとスケジュール通り進まないこともあるでしょう。はじめから完璧なスケジュールを立てようとせずに、まずは一度立てたスケジュール通りに実践をしたうえで自分に合うスケジュールに修正や改善をしていくことが大切です。
スケジュールを立てることに慣れていない人におすすめしたい方法は、3日分のスケジュールを立てて実行することです。3日分のスケジュールを作って実行してみると「勉強量は多すぎたり少なすぎたりしなかったか」「具体的なスケジュールだったか」など振り返りをすることができます。
スケジュール通りできているかどうかを判断するためには、下記のように終わったタスクにチェックをすることをおすすめします。
【具体例】
☑ノートを2ページ復習
☐問題集2ページ→半分終わった
スケジュールに対して実際にできたかどうかを判断できることで、修正や改善していくべきことが見えてくるでしょう。スケジュールを立てるときは、変更する可能性を考慮してはじめは手書きで簡単に書くことをおすすめします。
スケジュールを実行するためのコツ3つ

せっかく気合を入れてスケジュールを立てたのに「実行できずに終わってしまった…」という経験をした人も多いのではないでしょうか。スケジュールをしっかり実行するためには、意識すべきコツがあります。以下では、スケジュールを実行するためのコツを3つ紹介します。
1.予備日や休憩時間を確保しておく
スケジュールを継続して実行するためには、予備日や休憩時間をしっかり確保したスケジュールを立てることが大切です。予備日とは、体調不良や急用などで勉強ができなかったときのために設定しておく日のことです。余裕を持ってスケジュール自体に予備日を作っておくことで、思い通りに進まなかったとしても、下記の例のように立て直すことができるはずです。
【具体例】
「今週は部活が忙しくてスケジュール通りに勉強が進まなかった…」
・できなかったタスクを確認
・予備日に終わらなかった分の勉強をする
・来週はスケジュール通り再スタートさせる
また、休憩時間をあらかじめ作っておくことも重要です。なぜなら、スケジュールを立てているときは「長時間続けて勉強する!」とやる気があっても、実際は集中力が続かなくなり辛くなってしまうかもしれないからです。自分に合う適度な休憩を含めたスケジュールを立てられることで、現実的に実行しやすいものができるでしょう。
2.最初はスモールステップを意識する
スケジュールを実行するためには、はじめからたくさんの量を完璧にこなそうと思わず、スモールステップを意識するとよいでしょう。スモールステップとは、目標を叶えるためになるべく小さなステップを作って少しずつ達成していく、という考え方です。特に、勉強習慣がない人は、簡単に達成できる小さな目標を作ることをおすすめします。
たとえば、はじめから「3時間勉強する」「問題集10ページを解く」というスケジュールは、ハードルが高く挫折しやすくなるでしょう。スモールステップを意識した1日の勉強スケジュールは下記の通りです。
【具体例】
・20時に椅子に座り教科書を開く
・問題集を1ページ解く
・漢字を5つ覚える など
まずは「できた」という達成感を少しでも感じることで、自分の自信やモチベーションアップに繋げていきましょう。そのためにも、はじめは詰め込み過ぎずない少ない量でスケジュールを立てることをおすすめします。
3.勉強をルーティン化させる
スケジュール通りに実行するためには、時間帯ごとに勉強内容をルーティン化させることがおすすめです。なぜなら、時間帯によって向いている勉強内容が変わるからです。人によっても、合う、合わないがありますので参考にして取り入れてみてください。勉強のルーティン化の例は下記の通りです。
【具体例】
・朝は脳を活性化させるために漢字練習や英単語の発音を練習する
・午前中は、思考力が必要な教科の勉強をする
・昼食後の眠くなりやすい時間帯は、簡単な計算問題や一問一答形式の問題を解く
・眠る前は、脳に定着しやすい暗記科目の勉強をする
勉強をルーティン化させ、タスクをこなしながら、自分に合うやり方を決めていくとよいでしょう。また、勉強をはじめるときに「あと少ししたらはじめようかな」と先延ばしにしてしまいやすい人は、得意科目から行うことでスムーズに勉強をスタートできるかもしれません。
自分に合った勉強スケジュールを立てて成績を上げよう!
勉強するときは、自分に合うスケジュールを立てることが大切です。スケジュールを立てるときは、目標を立てて全体の勉強量を把握することで、必ずやるべきことを含めたスケジュールを作ることができるでしょう。
また、必要な勉強を優先的にできるようになることで、効率的な勉強ができるはずです。着実に目標に近づけるようなスケジュールの立て方をして、成績アップを狙っていきましょう!
はじめは、上手くスケジュールを立てることができなかったり、実行できなかったりするかもしれません。しかし、毎日続けていくことができれば、自分に合うやり方を見つけられるでしょう。
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