文系・理系、どちらに進む場合であっても、必須科目となる英語。
定期テストや模試の点数を上げたいけれど、自分の勉強方法が合っているのか分からない…と悩むこともありますよね。
また、今の勉強方法では成績が上がらない…という人もいるでしょう。
さらに、共通テスト導入により、どう学習したらよいか分からず、不安になる人もいるかもしれません。
高校英語は、知識をベースに分野ごとにポイントを押さえて学習することが大切です。
なぜなら、どんな英語の問題であっても、
文法や単語といった知識を使うことで解くことができるからです。
そのうえで、各分野に必要なテクニックを身につければ、高得点を狙うこともできます。
この記事では、定期テストや大学受験のために成績を上げたいという人のために、文法、読解、英作文、リスニングなど、分野別に勉強法を解説しています。学習方法だけでなく、注意すべきポイントを押さえ、共通テスト導入による疑問点も解消します。ぜひ参考にしてみてください!
確実な勉強法が知りたい!インプット→アウトプットが大切!
高校英語はインプット→アウトプットの順番で勉強することが大切です。
単語や文法の学習が中途半端な状態で、いきなり問題を解いても意味がありません。
まずは、単語や文法をマスターします。そのうえで、知識を活用しながら、読解や英作文、リスニングの問題演習に取り組みます。問題を解いている時に行き詰まったら、単語や文法で抜けている所がないか確認してみてください。
もちろん、各分野ごとに学習するコツがあります。詳しくみていきましょう!
最初に単語や文法をインプット!
まず、問題を解くために、単語と文法の知識を頭に入れます。
単語を覚える際は、通学時間や休み時間など空き時間を利用することをおすすめします。
その際に気を付けたいポイントは以下の通りです。
①派生語を関連させて覚える
②つづりに気をつける。正しく覚えられているかを、テスト前に書いて確認する
まず、問題を解くために、単語と文法の知識を頭に入れます。
単語を覚える際は、通学時間や休み時間など空き時間を利用することをおすすめします。
その際に気を付けたいポイントは以下の通りです。
たとえば、入試頻出のimagineの派生語としては、imaginable「想像できる」 imaginary「想像上の」 imaginative「想像力に富んだ」が挙げられます。このように、セットで覚えることで、効率よく学習することができます。
次に、つづりについてです。
たとえば、necessary やembarrasedのように、同じ文字が続くややこしい単語は、特に注意して覚えるようにしましょう。
他には、stationary とstationeryのように、似ているつづりだけれど、意味の異なる単語にも注意しましょう。
ちなみに、熟語であれば、前置詞に気を付けることが重要です。なぜなら、定期テストや入試問題では、似た形の熟語を問題にすることがあるからです。
一方で、文法は以下の手順で勉強することが大切です。
①ルールをきちんと理解する
②教科書や辞書、参考書などの例文を暗記する
文法のルールを覚える時は、特にどこに注意すればよいかを考えるとよいでしょう。また、文法のルールを例文と合わせてインプットすることで、さまざまな問題に速く対処することができるようになります。
読解は知識のアウトプットと解き方が大切!
単語や文法の知識を利用して、読解問題を解いてみましょう。読解は設問に答えられるかどうかが重要です。教科書や問題集の文章を反復し、実力をつけるようにしましょう。
読解問題を解く際は、以下の順番で取り組むことが重要です。
①問題を解く→答え合わせ
②解いた問題(本文)を訳す
③10回音読して復習する
以下で詳しく説明すると、
1.問題を解く
問題を解くときは、設問→本文→解く。この順番を守ることが鉄則です。つまり、
①先に設問を見て何に注意すべきかを考える
②本文を読む
③問題を解く
ということです。
問題を解いている時は、本文をすべて理解する必要はありません。問題を解き終わってから、辞書などで確認すれば良いのです。答え合わせをした際に正答でなくても、しっかり復習することで実力アップにつながります。
2.解いた問題(本文)を訳す
英文を訳すときのポイントは、自分の力だけでできる限り訳してから、辞書で調べることです。自分の力で訳すことで、推測力が養われます。
3.10回音読して復習する
読解した文章の中には、重要な文法表現や単語がたくさん含まれています。音読することでリスニングの力もつきますし、文と文のつながりが分かるようになります。
読解は次に似た問題に出会った時に解けるように意識することが大切です。

英作文は知識のアウトプット!
英作文には、和文英訳と自由英作文の2種類があります。ここでは、それぞれの勉強法を紹介したいと思います。
タイプ①和文英訳
和文英訳は、文法ルールの知識と覚えた例文をアウトプットすることが前提です。これだけで解けてしまう問題がたくさんあります。
たとえば、「私と姉は似ているのでよく双子だと間違われます。」
という文章を英訳してください、という問題に対して、「so~that」の例文を活用することで、
My sister and I look so alike that people often think we are twins.
と解答することができます。
タイプ②自由英作文
自由英作文では自分の意見が求められます。ですから、出題されやすいトピックを扱った参考書を使って日頃からネタをインプットしておくと良いでしょう。また、自由英作文には書き方の型があります。書き方の型とは、下記の通りです
①自分の立場や意見を述べる
②理由を述べる
③自分の意見を言い換える
字数が足りない時は、
①自分と反対の意見を譲歩として加える
②自分の経験など具体例を加える
こうすることで字数を増やすことができます。
自由英作文は、この書き方を様々なトピックで何度も練習すれば良いのです。
リスニングは毎日聞くのがコツ!
リスニングは、「毎日聞く」ことが大切です。リスニングは、聞けば聞くほど耳が慣れていき、聞かなければ聞かないだけ英語が聞き取れなくなります。リスニングの勉強をする際は、
①問題を解く
②ディクテーションをする(=音声を聞いて書きとる)
③スクリプトをみながら音声を聞いて確認する。
④シャドウイング(音声を聞きながら真似して発音する)
以上の流れで取り組むことをおすすめします。
また、気を付けたいポイントは、問題を解くときにメモをとるということです。短い会話問題であればメモをとる必要はありませんが、長い問題の場合は、聞きながら答えを記入することが困難です。
ですから、問題を先にみて、聞かれるポイントを把握しておくことが重要です。試験であれば、リスニング時間の5分前には問題に目を通すようにしましょう。
ちなみに、普段の勉強だけで物足りない人、国公立大学を目指す人は、TED Talksやpodcastといったリアルな英語に触れる挑戦をしてみてください。
発音・アクセント対策は必要?
共通テストが導入されたことにより、センター試験で実施されていた発音・アクセント問題がなくなりました。では、発音問題の対策は引き続き必要でしょうか。
答えは、YESです。
センター試験が廃止されたことにより、発音問題が表立って出てくる可能性は低くなりました。しかし、発音・アクセントは、リスニング問題で役に立つのです。
たとえば、subtle「わずかな」単語のbは発音されません。音声を聞くことなく単語帳でしか勉強していない学生は、リスニングで聞いた時にこの単語を思いつきません。
ですから、発音・アクセント問題に取り組む必要があるのです。
先生が教えてくれないスピーキング対策とは?
スピーキングは学校や塾ではあまり練習する機会がないと思います。しかしながら、英語の検定試験などでは必要な技能です。また、少数ではありますが入学試験にスピーキングを実施する大学も出てきました。
それでは、スピーキングはどのように学習すれば良いのでしょうか。
実はスピーキングも、インプット→アウトプットが効果的です。
単語や文法の知識、自由英作文のネタなどを駆使することでしっかり得点に結びつきます。
たとえば、文法を正確に使うことができれば好印象です。「発音の上手い下手にかかわらず、恥ずかしがらず話す練習をしましょう」と言いますが、その通りです。発音の上手さよりも、話す内容の方がずっと重要です。
私自身、大学受験や英語の資格試験にスピーキングがありましたが、何度も練習しミスを修正していたので切り抜けることができました。
まとめ

以上のように、高校英語は単語や文法といった知識のインプット→問題を解くというアウトプットの順番で実力をつけることができます。
今回は英語の勉強法について解説しましたが、日々学習を続ける中でたくさんの疑問にぶつかっている人も多いと思います。
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