年間を通して行われる中学校の定期テストは、学校の勉強を理解できているかをチェックする大切なものです。しかし、小学校のころにはなかった定期テストは出題範囲が広いため「どのように勉強したらいいの…」と悩んでしまう人もいるかもしれません。
自分なりに頑張っているのに「成績が上がらない…」「勉強の集中が続かない…」と感じると、勉強への意欲が低下してしまいますよね。ですが、勉強の仕方にはコツやポイントがあるので安心してください。また、自分に合う勉強法が分かれば、今後の定期テストに役立つだけでなく、日々の勉強へのモチベーションアップにもなるでしょう。
この記事では、成績をグンとあげるための勉強法や集中力を長続きさせるコツを紹介します。今までよりもよい点数をとれるように、この記事を参考にしてみてくださいね。
定期テストで成績を上げるためのおすすめ勉強法4選

中学生の中には「ちゃんとテスト勉強をしているのにテストの点数が上がらない…」と悩む人もいるかもしれません。せっかく勉強をするのであれば、成績が伸びる勉強法を知りたいですよね。以下では、成績を上げるためのおすすめ勉強法を4つ紹介します。
1.テストまでの勉強スケジュールを立てる
テストの成績を上げるためには、スケジュールを立てることが大切です。スケジュールを立てなければ「テスト当日までに勉強が間に合わなかった…」「同じ教科ばかり勉強してしまった…」と悩む原因になるかもしれません。勉強にしっかり取り組むためにも、次のように計画を立ててみましょう。
まず、定期テストの勉強は2週間前からはじめるとよいでしょう。2週間前といえば、一般的に多くの学校でテスト範囲が発表される時期でもあります。
そして、テスト勉強は読解力や応用力が必要な「国語・数学・英語」から優先的に取り組むことをおすすめします。なぜなら、理解するまでに比較的時間がかかる教科だからです。その後、暗記物の「社会・理科」をメインに取り組みましょう。
テスト勉強1週間目
国語・数学・英語をメインに勉強する
(社会・理科などの暗記科目を少しずつ進める)
テスト勉強2週間目
社会・理科をメインに勉強する
(国語・数学・英語を仕上げていく)
ここでは、メインで勉強するものを説明しましたが、他の教科にまったく手を付けないことはおすすめできません。特に、暗記物はコツコツ行う勉強法が合っているので、重要なポイントに少しずつ取り組むと効果的です。
期末テストでは、主要5教科以外に副教科がテスト範囲に加わります。中間テストに比べると勉強量が増えるため、より大変に感じるでしょう。そのため、中間テストよりも余裕をもって勉強をすることが大切です。苦手な教科がある場合は、普段から予習と復習をする時間を確保しておくことで、テスト期間中の勉強の負担を減らすことができます。
2.教科に合ったテスト勉強対策をする
成績を上げるためには、教科に合った対策を知っておくことが重要です。
以下では、教科ごとの対策をご紹介します。
国語
読解力が必要な教科です。教科書の文章を読んで登場人物の心情の理解を深めましょう。授業中に先生が説明しているところはテストに出やすいので、ノートをよく見直すことが大切。
数学
問題を繰り返し解くことで公式を使いこなせるようにしましょう。問題を解く量を増やすことが大切です。
英語
教科書を暗記するくらいの気持ちで声に出して読みましょう。
教科書をしっかり読み込むことで、単語や文法を覚えられるはずです。英文を英語のまま理解できる状態が理想です。また、何度も書いて練習することでスペルミスを防ぐようにしましょう。
社会
赤ペンや赤シートを使い、重要ポイントをしっかり暗記しましょう。歴史の単語を覚えるときは、時代背景・年代・場所などを関連付けることが大事です。
理科
用語を暗記して満足せず、問題演習をすることを大切にしましょう。用語は、自分でも説明できるくらい理解を深めることがおすすめです。
副教科
(音楽・美術・家庭科・保健体育など)
授業中に使ったプリントをしっかり見ておきましょう。副教科の特性上、筆記テストの問題にできるところは限られています。
したがって、授業中に先生が丁寧に説明したところを重点的に
覚えられると点数が取りやすくなります。
上の表を参考に、自分の勉強方法を見直してみましょう。
3.同じ問題集を繰り返し1問でも多く理解する
成績を上げるためには、同じ問題集を繰り返し解くことが大事です。なぜなら、1度解いただけでは知識として定着しにくいからです。いろいろな問題集を試すよりは、同じ問題集を3回は解くようにするとよいでしょう。
問題集を3回も繰り返すことは大変だと感じる人もいるかもしれません。しかし、2・3回目は間違えた問題や不安な問題に絞ることで、かかる時間は減っていきます。繰り返し問題を解くことで、理解が深まっていくでしょう。結果的に、勉強に自信がつき成績アップに繋がるはずです。
問題の解き方が理解できず勉強が進まないときは、オンライン質問サイトのedutossを活用してみましょう。わからない問題の解説動画が無料で見られるので、苦手でつまずくことが減るかもしれません。
4.ノートまとめに時間を割かない
テスト勉強を行うときに、ノートを綺麗にまとめ直す人がいますが、なるべく控えたほうがいいでしょう。なぜなら、時間がかかり他の勉強に割く時間が少なくなってしまうからです。中学校の教科書は、参考書の役割も担っています。教科書の大事な箇所にマーカーを引いたり、付箋を活用することで効率よく要点をまとめることが重要です。
集中力を長続きさせるためのコツ3選

小学校のころにはなかった定期テストは、出題範囲が広いため、日々の勉強が大切です。しかし、中学生の中には「長時間、勉強に集中することが難しい…」という悩みを抱えている人もいるでしょう。勉強するべきだとわかっているからこそ、やる気が出ないと焦ってしまいますよね。以下では、集中を長続きさせるためのコツを3つ紹介します。
1.勉強に必要なものを揃えておく
集中力を長続きさせるために、テスト勉強に必要なものをあらかじめ揃えておくことが重要です。せっかく勉強をはじめても、足りないものがあることで「プリントはどこだろう」「赤ペンがない」と集中力が途切れやすくなってしまいます。
筆記用具・教科書・ノート・問題集・プリントなど、必要なものをすべて揃えてから勉強をスタートさせましょう。また、足りないプリントはないか、板書し忘れた箇所がないかなど事前に確認して用意しておけるとよいですね。
2.集中できる環境で勉強をする
集中力を長続きさせるためには、自分が集中できる場所で勉強をすることが大切です。集中できる場所は、人それぞれ違います。たとえば、物音や他人の目があるリビングやカフェで集中できる人がいれば、図書館や自分の部屋などの静かな場所で勉強をしたい人もいるでしょう。いろいろな場所で勉強をしてみて、自分が集中しやすい環境を見つけられるとよいですね。
また、机の上など見える場所にゲームや漫画など「つい手に取ってしまう楽しいもの」を置いておくと、どうしても気が散ってしまいます。集中力を持続させるためにも、ゲームや漫画などは視界に入らない場所に置いておくとよいでしょう。
さらに「スマホで調べ物をしていたのに、いつの間にかSNSを見てしまった…」こんな経験をしたことはありませんか?勉強するときは、思い切ってスマホの電源を切りましょう。調べ物をする際は辞書や教科書を使うことで、余計な情報を目にすることなく集中できるはずです。
3.休憩をこまめにとってメリハリをつける
より長く集中力を保つためには、休憩をこまめにとることが重要です。「テストまで時間がないから休憩は取らない!」と頑張りすぎることで、集中力が続かなくなるケースはよくあります。息抜きや気分転換を大事にして、30分や1時間ごとに休憩を挟みましょう。
また、時間を決めて勉強する教科を変えたり、「ここまでやったらご飯やお風呂」と時間を区切ることで、メリハリをつけやすくなります。「○○が終わったら○○する」という小さな目標を立てることも効果的です。
もしも、勉強中眠くなったときは15分ほど仮眠することで、頭がスッキリします。ぐっすり眠らないように、机に伏せて寝るなどの工夫が必要です。また、夜は遅くまで起きずにしっかり眠りましょう。人間は眠っている間に、情報を整理したり記憶したりしています。そのため、記憶の定着のためにも睡眠をしっかりとることが大切です。
自分に合った勉強法を取り入れて成績を伸ばそう!
中学生になったばかりの人は、最初のうちは定期テストに慣れず、苦戦することもあるかもしれません。勉強法はそれぞれ自分に合うものがあるので、試してみていいなと思ったものを続けるとよいでしょう。自分に合う勉強法は、学年が上がった2年生や3年生のテスト勉強でも役立つはずです。
「全教科100点を目指す!」と頑張る気持ちはとても大事です。しかし、すべて完璧にしようとすると、途中で疲れてしまったりやる気が続かなくなったりするかもしれません。苦手な教科は平均点を目指すくらいの気持ちで取り組むとモチベーションも維持できるでしょう。
もしも、勉強しているときにわからない問題でつまずいてしまった人には、オンライン質問サイトのedutossがおすすめです。無料で見られる解説動画が豊富にあるので、わからないところだけ勉強することができます。
また、わからない問題の解説授業を先生に作ってもらえる機能もあります。テスト勉強中に、教えてくれる人が近くにいない人に便利なので、ぜひ使ってみてくださいね!
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