中学生の中には「読解力が低い自分にとって、国語は難しい…」「国語は暗記をするだけでは解けないから、苦手意識を持っている…」という人もいるのではないでしょうか?
記述問題がある国語は、正解が一つに決まっている数学や暗記が重視される社会などとは異なる性質を持つ教科です。そのため、テストの解答に自信が持てず「なんとなく解答してしまった」という人もいるかもしれません。
この記事では、国語のテストの成績を上げる勉強法を3つご紹介します。くわえて、漢字・文法・現代文・古文・漢文それぞれの勉強法を具体的にまとめていますので、すぐに勉強に取り入れることができるでしょう。国語への理解が深まることで、今よりも楽しく勉強ができるようになるはずです。
国語に苦手意識を持っている人や、学校の成績が伸び悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
成績を上げる!基本的な国語の勉強法3選

国語に苦手意識を持っている人の中には「どのように勉強をしたらよいのかわからない…」という悩みを抱えている人もいるでしょう。以下では、成績を上げるための基本的な国語の勉強法を3つご紹介します。学校のテスト勉強に活かせる内容になっていますので、自分に合うものを取り入れてみてくださいね。
1.教科書を音読する
定期テストの得点を上げるためにおすすめの勉強法は音読です。なぜなら、中学校の定期テストは、授業で扱った内容から出題されるため、教科書を覚えることで問題が解ける確率が上がるからです。また、教科書の内容を覚えることで、テスト中の時間を効率よく使えることや、穴埋め問題が解きやすくなることもメリットと言えるでしょう。
たとえば、定期テストの穴埋め問題では「次の空欄に当てはまる接続詞を選びなさい」という問題や「次の空欄に当てはまる言葉を答えなさい」といった問題が出題される傾向があります。たとえ、教科書の文章をすべて覚えられなかったとしても、文章の流れや重要な言葉を把握しておくことで得点アップにつながるはずです。
音読をするときは、1日に何度も読んで覚えようとせず、定期テストに向けて毎日継続的に読むことをおすすめします。また、黙読よりも耳や口を使って読む音読の方がより記憶に残りやすいでしょう。
2.授業のノートやプリントを活用する
国語のテスト勉強には、学校の授業で使ったノートやプリントを活用しましょう。なぜなら、定期テストは学校の先生が作成するため、授業で使用した教材はとても重要な出題ポイントになるからです。テスト前は、重点的にノートの内容を見直したり、プリントの内容を覚えるようにするとよいでしょう。
また、授業のノートの取り方にもコツがあります。先生がよく解説していたところは、重要なポイントである確率が高く、テストの問題にもなりやすい傾向があります。そのため、
先生が繰り返し話していた内容や力説していたところは忘れずにメモとして残しておくことをおすすめします。
ノートを使った勉強法についてはこちら
3.教科書に準拠した問題集を解く
国語のテスト勉強には、教科書に準拠した問題集を解くことをおすすめします。なぜなら、授業で使った問題集やプリントだけでは、定期テスト対策をするにあたって解くべき問題数としては少ないといえるからです。また、教科書に準拠した問題集の解説を読むことで、内容の理解を深められることも期待できます。
問題集の問題を解いた後は、正解や不正解を確認するだけではなく「どうして間違ってしまったのか?」というところまで考えられるとよいでしょう。正解の根拠を知り、自分自身で理解できるところまで勉強をすることで、成績を上げられる可能性も高まるでしょう。
漢字・文法・現代文・古文・漢文の勉強法

国語は、読解力が必要な教科でもあるため、人によっては難しいと感じる人もいるかもしれません。しかし、正しい勉強法を実践することで、しっかり成績を伸ばすことができるしょう。以下では、漢字・文法・現代文・古文・漢文それぞれの勉強法をご紹介します。
1.漢字
漢字を覚えるときは、以下の3つのことを意識するとよいでしょう。
1.とめ・はね・はらいを意識する
2.書き方と読み方を一緒に覚える
3.自分でテストをして覚えられたかどうかを確認する
定期テストの漢字は、覚えることができれば確実に得点につなげることができる問題です。そのため、書き方や読み方(音読み・訓読み・送りがな)を正しく暗記しましょう。
また、ノートに何十回も漢字を書いて覚えようとする人がいるかもしれませんが、それでは時間がかかり過ぎてしまいます。何回か練習した後は、自分でテストをしてみることをおすすめします。間違えやすい漢字を把握することで、効率よく覚えられるようになるでしょう。もし、普通に書いても覚えられないという場合は、上記の3つのポイントに加え、さらに工夫をしてみるのもよいかもしれません。以下の具体例の中で、自分に合ったやり方を見つけてみてくださいね!
1.漢字を分解して覚える
2.語呂合わせで覚える
3.意味や成り立ちから覚える 等
2.文法
文法の勉強は、以下の3つのステップで勉強するとよいでしょう。
ステップ1:品詞の名前や役割を理解する
ステップ2:文章を単語や品詞に分解することに慣れる
ステップ3:問題演習を繰り返して問題の傾向を掴む
文法には、10個の品詞や活用の仕方など覚えることがたくさんあります。文法の学習においては、文章の構成やルールを理解することが一番大切なため、自分が理解しやすいテキストや動画を勉強に活用することをおすすめします。また、文法の問題は出題形式がある程度決まっていますので、問題演習を繰り返すことで傾向を掴めるようにしましょう。
文法でおすすめの解説動画はこちら
3.現代文
現代文の勉強では、解答の根拠をしっかり理解することが大切です。中学生の中には「なんとなく答えを選んでしまった…」というように、自分が選択した正解に根拠を持てない人もいるでしょう。
しかし、国語の現代文には、数学や社会など他の教科と同じように一つひとつの答えに根拠があります。勉強するときは、問題を解きながら自分なりに正解を選んだ理由を考え、実際の解答と照らし合わせることが大事です。文章に、根拠となる部分を見つけてラインを引くとさらにわかりやすいでしょう。
また、現代文では、接続詞を正しく理解することも大事です。文と文をつなぐ接続詞の役割を覚えることで、どのような関係でつながっているのかを理解できるようになるでしょう。
たとえば「すなわち」「つまり」の接続詞の後は、一般的に前の文章の要約や言い換えが書かれています。また「しかし」「だが」など、逆説の接続詞の後は、筆者の主張が書かれている傾向があります。接続詞を理解することで文章の流れがわかり、内容の理解がしやすくなるでしょう。
4.古文・漢文
古文や漢文は覚えることで得点につながるため、基本的なことは暗記をしましょう。たとえば、古文では現代仮名遣い・古文単語・文法などが大事です。また、漢文では、返り点の使い方、レ点・一二点・上中下点などを覚える必要があるでしょう。
さらに、古文と漢文のどちらも元の文章の現代語訳を言えるまで覚えることをおすすめします。何度も音読してスラスラ言えるようになると、リズムに慣れてきて苦手意識が克服されるかもしれません。また、なかなか内容が頭に入ってこないときは、現代語訳を確認しましょう。話の内容がわかることで理解のスピードが上がるはずです。
漢文(黄鶴楼)でおすすめの解説動画はこちら
勉強法を身につけて得点アップを狙おう!
国語は、想像力や表現力を求められる問題があるため「自分にはできない…」と苦手意識を持つ人もいるでしょう。しかし、勉強をすることでしっかり伸ばすことができる教科です。自分ができそうな勉強法を取り入れて、テストの成績を伸ばしましょう!
また、国語を勉強することで、読解力や思考力、言葉にして伝える力が養えるため、他の教科の問題を解くときにも役立つ可能性があります。さらに、国語で培った力は、日常会話だけではなく仕事をするときにも重宝することでしょう。大人になったときに「勉強しておいてよかった」と思えるように、前向きな気持ちで勉強ができるとよいですね。
国語の現代文の中には、採点が難しい記述問題や、解答の根拠が理解できない問題もあるかもしれません。自分で勉強を進めることが難しいと感じたときは、オンライン質問サイトのedutossを活用するとよいでしょう。edutossでは、有名大学出身・在学中の先生にオリジナルの授業動画を作成してもらえます。自分専用の授業動画を見ることで、理解を深めることができますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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