【中学生向け】地理・歴史・公民の勉強法を解説!

中学生は「地理」「歴史」「公民」の社会科目を勉強します。定期テストや高校受験のためにどのように社会科目を勉強すれば成績が伸びるのか分からない…という人も多いと思います。また、早く確実に覚えることができる暗記方法を知りたいという人も多いと思います。

中学社会は理解→暗記→演習の順番で勉強することが大切です。

暗記をするためには、まず大前提として因果関係やストーリーを理解することが非常に重要です。

そのうえで演習問題を解く=アウトプットすることで、どの程度知識を覚えられているかを確認することができます。

この記事では、中学社会の「地理」「歴史」「公民」それぞれの勉強法を解説します。また、暗記のコツや、社会科目を勉強する際の注意点もお伝えします。

さらに、高校受験に向けて、記述問題や資料問題の対策も紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!

目次

社会科目は理解→暗記→演習が大切!

中学社会では、暗記をする前に学習内容をしっかり理解することが大切です。内容をきちんと理解しないままの状態で暗記をしても、一時的には覚えられるかもしれませんが、曖昧な状態で暗記した内容は、すぐに忘れてしまうでしょう。

まずは練習問題を使って知識をアウトプットすることで、確実に知識を身につけることができます。詳しくみていきましょう!

成績をあげる社会科目の勉強のコツとは?

社会科目を勉強する際のポイントは以下の3つです。

①教科書や講義形式の参考書を読み込む

暗記の前に教科書や参考書の文章を読み込み、因果関係(ストーリー)をしっかり理解しましょう。
内容にもよりますが、ただ読む込むだけでは理解ができない、という人も多いと思います。
一度教科書や参考書を読み込んだら、その
内容を自分の言葉で簡潔に説明できるかを確認してみましょう。
何もかも一気に頭の中に詰め込もうとするのではなく、自分が読み込んだ内容をもし誰かに説明することになった場合できるかどうか?という視点で読み込むことが大切です。

 

②知識を反復し暗記する

社会科目は知識を身につけてはじめて点数に結びつきます。覚えた知識を何度も反復し、忘れないようにしましょう。一つひとつの知識を覚えているかを確認したい場合は、一問一答の問題集を使うことをおすすめします。
ただ反復回数を重ねればよい、というわけではありません。なぜその答えになるのかを説明できて、はじめて暗記できたといえるでしょう。

③知識をアウトプットして確認する

ある程度知識を覚えたら、知識をアウトプットしてどの程度知識を覚えられているのかを確認します。その際に、学校で配られるワークブックや市販の問題集を使うことをおすすめします。記述問題や資料問題の対策をすることもできます。

中学地理の勉強のポイント

中学地理では、教科書を読んで各地域のイメージをつかむことが大切です。中学地理を勉強する際のポイントは以下の3つです。

①位置関係・気候・産業に注意する

地理の勉強をする際のポイントは、各地域の位置関係・気候・産業の3つをセットで覚えるということです。

まずは各地域の位置関係を地図で確認するようにしましょう。自分に馴染みがある地域、行ったことがある地域、行ってみたい地域など、興味・関心が高い地域から優先的に学習すると頭に入りやすいでしょう。

②写真やグラフの特徴を見出す

写真やグラフの特徴を探すように心がけましょう。写真や雨温図のグラフを用いた高校入試問題が存在します。写真やグラフと知識を関連させて覚えるようにしましょう。

③計算問題をマスターする

中学地理では、時差の問題など計算をしなければならない問題も出題されます。
計算問題を解く際のポイントは、公式を使うことです。
公式を使いこなし、速く、確実に問題を解くことができます。

中学歴史の勉強ポイント

中学社会では主に日本史を学びます。高校生になり文系の日本史選択をする場合は、中学歴史の知識が基礎になります。中学歴史の勉強ポイントは以下の2つです。

①5W1Hに注目して覚える

文章を読む際や、知識を覚える際には、5W1H(いつ、誰が、何を、どうして、どうやって)に注意するようにしましょう。
なぜなら、正誤問題では、5W1Hを変えて選択肢を作る傾向が高いからです。5W1Hに注目することで試験問題を速く、確実に解くことができます。

【問題】

鎌倉時代に法然が「南無妙法蓮華経」という念仏を唱えると極楽浄土にいくことができると説いた。

「南無妙法蓮華経」という題目を唱えると救われると説いたのは日蓮ですから、

この問題文は誤りです。

【正解】

鎌倉時代に法然が「南無阿弥陀仏」という念仏を唱えると極楽浄土に行くことができると説いた。

このように5W1Hをセットで確実に覚えることができれば、ミスをなくすことができます。
セットで覚えるためには、因果関係とストーリーを事前に抑えておくことが大切です。

②ややこしい漢字、語句を正確に覚える

ややこしい漢字や語句を正確に書けることは、日本史(歴史)を勉強する上で重要なことです。日本史の記述問題の場合、漢字や語句が少しでも間違っていたら得点になりません。

【例】

薩(薩摩) (本地垂迹)

曖昧な漢字、語句をなくすよう心がけましょう。難しい漢字を覚える際は、各パーツに分解して覚えるようにするとよいでしょう。
ちなみに、中学歴史では世界史も勉強しますが、世界史の勉強のポイントも日本史の勉強方法と変わりませんので、覚えておくとよいでしょう。

中学公民の勉強ポイント

①言葉の定義を正確に覚える

中学公民の試験問題では、用語の定義や説明に注目して作られる問題がよく出題されるれます。用語を覚える際は定義とセトで覚えるようにしましょう。また、5W1Hを中心に覚えることで、混同しやすい知識を区別することができます。

絶対忘れない暗記のコツとは?

①語呂合わせを使って覚える 

定期テストや試験でせっかく覚えた知識を試験中に思い出せない…ということがありませんか?

語呂合わせは印象に残るので定期テストや入試においてもすぐに思い出すことができます。また、中学の全範囲が試験範囲になる高校入試で活用することもできます。

また、どうしても覚えられない箇所があれば、語呂合わせを自分で作るのもよいでしょう。

②書いて覚える

試験では「書く」ことによって回答します。何度も書くことで脳が忘れてはいけない知識として認識するようになります。
まず、試験対策用にノートを準備するのがおすすめです。ただし、たくさん書いてノートにまとめて満足する、ということがないようしましょう。単純な暗記はたくさん書いて覚えるということもありますが、公民であれば
さまざまな制度や仕組みを理解することが必要となります。
自分が言葉で説明できるようになることを目標に、複雑な内容を自分が理解できるようかみ砕きノートにまとめる(書いて覚える)ようにしましょう。

③問題を何度も解く

似たような問題を何度も解くことで、自信がつけば、答えをすぐに導き出せるようになるかもしれません。
問題を解くたびに、つまずくポイントはどこか?あやふやな部分はどこか?など、自分の苦手とすることを明確にするようにしましょう。

記述問題の対策とポイント

高校入試では思考力や判断力が問われるようになりましたが、具体的にどのように対策すれば良いか気になりますよね。

①教科書を読んでストーリーを理解する

教科書を読んで歴史などのストーリーを理解するようにしましょう。その際に、因果関係(なぜ→どうした)に注意するようにしましょう。歴史上の各出来事について、登場人物は誰か?何がきっかけで起きたことなのか?など、ちょっとした相関図やなどをノートに書いて覚えるのもよいかもしれません。

②ワークを使う

学校で配られるワークや市販の記述問題集を使って問題を解いてみましょう。その際に、解説を読んで重要なポイントを書き写しましょう。疑問点がある場合は教科書を見直すようにしましょう。

資料問題の対策とポイント

図表、資料を読み取るトレーニングをする

高校入学試験では、資料や図表の読み取りと知識を関連させる問題が増えています。したがって、日頃から教科書などの資料に触れて「データからなにを読み取れるのか」を考えるようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、中学社会科目の勉強方法と地理・歴史・公民科目の勉強のポイントを解説しました。また、暗記のコツや資料問題・記述問題対策も紹介しました。ぜひこの記事を参考に効果的な学習をしてくださいね!

日々、友達付き合いに勉強に、何かと忙しいのが中学生。日々勉強する中で、苦手な教科につまずいたときや、疑問点が出てきたとき、すぐ誰かに聞くことができたら…。

edutossでは、家や学校、どこにいても疑問点を解消することができます。分からない所を質問すると、動画で答えが返ってくる新しい教育サービスです。簡単1分の無料会員登録で、他の学生の質問の答えまですべての動画を見ることができます。この記事が参考になった人は、ぜひ無料会員登録をしてみてくださいね!

無料会員登録&各種SNSのチェックはこちらから

カテゴリ
タグ
最新の記事
edutoss先生の
おすすめ動画
動画再生

edutoss先生のおすすめ動画です。

ニュースレター

edutossの記事の公開情報や
最近のニュースをお知らせ