高校生にとって必須科目の英語。自分で英語を勉強しているけれど、どのように英語を復習すればよいか分からない…という人も多いのではないでしょうか。せっかく復習をするなら、できるだけ効率の良い方法を知りたいですよね。
英語を復習する際には、ポイントをおさえた効果的な方法で復習することが大切です。
効果的な方法を身につけたうえで英語の復習にのぞめば、効率よく実力をつけることができます。
この記事では、英語を復習する際に大切な5つのポイントを詳しく解説します。また、学生によくみられるNGな英語の復習方法や、英語長文の効果的な復習法も紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
英語を復習する際の5つのポイントとは!?
英語の復習をする際に大切なポイントは以下の5つです。
1.なぜ解けなかったのかを考える
2.間違えた問題を最低3回解きなおす
3.問題文全体の精読をする
4.10回音読する
5.分からない単語・文法・イディオムをノートに書き留める
定期テストや模試、問題集などを復習する際には、上記の5つのポイントを守って復習することが大切です。5つのポイントをそれぞれ詳しく見ていきましょう!
1.なぜ解けなかったのかを考える
問題を復習する上で最も重要なことは、「分からなかった問題が分かるようになること」です。そのためには設問を分析して「なぜその設問を解くことができなかったのか」を考えることが大切です。
問題を解くことができなかった理由として以下の例が挙げられます。
・単語の意味が分からなかった
・文の構文が分からなかった
・問題をどのように解けばよいか分からなかった
・単に時間が足りなかった
できなかった具体的な理由をはっきりさせたうえで、どうすれば設問を解くことができるのかを考えるようにしましょう。同じミスを繰り返さないことが大切です。
ちなみに、すべての設問に共通していえることですが、以下の分析をすると実力を伸ばすことができます。
・設問の目的を考える(文法・イディオム・和訳)
・本文と設問の関連性を考える(解答に使う箇所は本文のどこか)
・設問のどこがポイントなのかを考える(点差がどこでつくのか)
定期テストや入学試験問題などの全ての問題の復習に役立つテクニックです。ぜひ参考にしてみてくださいね!
2.間違えた問題を最低3回解きなおす
問題集や模試を解き終えたら、答え合わせをしてみましょう。解説に目を通し、できるだけ疑問点をなくすように心がけましょう。
問題集や模試で間違えた問題は、以下のタイミングで解くようにしましょう。
1.解いた直後
答え合わせをしたら、正しい答えが何か頭に残っているうちに、もう一度本文を和訳しながら精読をしてみましょう。また、分からなかった単語を辞書で調べることが大切です。
2.問題を解いた1週間後
問題を解いた1週間後にもう一度問題を解いてみましょう。その際に、問題を解く際のポイントやコツを意識することが大切です。
3.問題を解いた1か月後
問題を解いた1か月後には、問題の内容や解き方、解答の多くの部分を忘れていることがほとんどです。初めて問題を解いた時に間違えた設問を、この時点では正解できるくらい復習を重ねていることが重要です。
3.問題文全体の精読をする
問題集などの問題を解き終え、答え合わせまで終わったら、問題の本文に注目してみましょう。設問を解いている際に分からなかった単語や文がきっとあるはずです。問題の本文を精読して、疑問点を解消するようにしましょう。
英語の問題を精読する際は、以下の3つのステップを踏むことが大切です。長文の問題だけでなく文法の問題においても効果的な復習方法です。
1.一文一文に構文をふる
2.本文を和訳する
3.解説の和訳と照らし合わせる
1.一文一文に構文をふる
本文の一文一文に構文をふって、文の構造を理解するようにしましょう。構文をふることで、誤訳を防ぐことができます。
2.本文を和訳する
構文に沿って本文を和訳しましょう。分からない単語や文法事項、イディオムを辞書で調べて、ノートに書き留めておきましょう。復習専用のノートを作るのもよいでしょう。
ちなみに、模試の復習ノートの作り方はこちら。
3.解説の和訳と照らし合わせる
一通り和訳し終わったら解説の和訳と照らし合わせてみましょう。和訳の練習をしながら本文を理解することができます。
4.10回音読する
問題集や模試における文章には、重要な単語や文法事項がたくさん出てきますが、問題集や模試の本文とまるっきり同じ文章が入学試験で出てくる可能性は非常に低いでしょう。
しかし、問題集や模試で出てきたものと同じ単語や文法事項が入学試験で出題されることはよくあります。
問題の疑問点を解消し本文を理解したら、その問題で出てきた新しい知識をインプットして、次に出会った時に理解できるようにしましょう。
効果的な方法は、「10回音読をする」ことです。その際に、その問題における重要な文法事項や新しい知識を意識して覚えるようにしましょう。
10回も音読なんて大変だし面倒…と思う人もいるかもしれませんが、繰り返し音読することで発音やアクセントも鍛えることができます。
5.分からない単語・文法・イディオムをノートに書き留める
設問を解いている際、精読している際、復習している際などに分からなかった単語・文法・イディオムをノートに書き留めておくようにしましょう。その際、単語・文法・イディオムの「意味」だけでなく「例文」も含めるようにしましょう。
その上で、ノートに書き留めた内容を何度も見返して覚えることが重要です。
ちなみに、復習専用のノートを作ることをおすすめします。問題集や模試に出てきた重要な単語や文法事項は他の試験においても頻出です。ですから、ノートを復習するだけで効率よく英語を勉強することができます。

やってはいけない!?英語復習方法とは!?
学生に多く見られるやってはいけない英語の復習方法を紹介します。
1.答え合わせだけしかしない
採点の結果に一喜一憂してきちんと復習をしない人がいます。採点結果が悪ければもちろん復習が必要ですが、たとえ採点結果が良かったとしても、たまたま何となく選んだ答えが合ってた、というような場合も復習は必要ですよね。問題集の問題や模試の結果よりも、できなかった問題や知らなかった知識を覚えることの方がはるかに大切です。
2.設問のみ、本文のみを復習する
定期テストや模試、問題集の問題では、設問だけでなく本文にも作成者の意図があります。復習をする際には、設問と本文両方の分析をすることが重要です。また、設問と本文の関連性にも注目するようにしましょう。
3.本文を理解せずに音読する
よく英語の復習をする際には音読すると良いと言われます。しかし、本文の内容を理解せず音読しても意味がありません。本文を理解した上で音読をすることで、本文の内容をインプットすることができます。必ず先に和訳をしてから音読をするようにしましょう。
英語長文の効果的な復習法
英語の長文の復習法が分からない…という学生の方は多いのではないでしょうか。英語長文の問題は少なくとも3回は復習するようにしましょう。
1回目: すべての問題を解き直す
1回目ではすべての問題を解き直します。落ち着いて問題を解くことができるので、初めて問題を解いた際には気づかなかった点に気づくことができます。
その上で、辞書や解説を読んで疑問点を解消するようにしましょう。また、本文全体を和訳しましょう。さらに、知らなかった単語や文法、イディオムがある場合はノートに書き留めておくようにしましょう。
2回目: 間違えた問題だけを解き直す
2回目は、間違えた問題のみを解きます。自分がなぜ解けなかったのか、どうすれば解くことができるのかということを意識しながら問題を解くようにしましょう。
3回目: すべての問題をもう一度解き直す
問題文を理解した上で、もう一度すべての問題を解き直してみましょう。時間配分や問題を解く順番など、改善点があれば実行してみましょう。
勉強の疑問点をedutossで解決しよう!

今回の記事では、英語の復習において大切な5つのポイントを解説しました。効果的に英語を復習することで、効率よく実力を伸ばすことができます。今回紹介した英語の復習方法をぜひ実行してみてくださいね!
日々、友達付き合いに勉強に、何かと忙しいのが高校生。日々勉強する中で、苦手な教科につまずいたときや、疑問点が出てきたとき、すぐ誰かに聞くことができたら…。
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