受験に向けて模試を受けているけれど、模試の復習方法や活用法が分からない…と悩むこともありますよね。また、模試の復習をするにあたり、ノートを作ることがよいとされていますが、そもそもなぜ作る必要があるのかと疑問に思う人もいるでしょう。
模試の復習ノートを何度も復習することで、効率よく勉強することができます。
また、ノートをうまく活用できれば、効率よく勉強できるだけでなく、自分の弱点を補強することも可能です。
この記事では、模試の復習ノートの作り方を教科ごとに紹介・解説します。また、模試の復習方法や復習ノートを作るメリット・効果的な活用法を紹介します。さらに、なぜ模試の復習ノートを作る必要があるのかといった疑問にもお答えします。ぜひ参考にしてみてくださいね!
模試を受けるメリット
模試は予備校の講師陣が実際の入学試験問題を予測して作成する試験です。ですから、本番の試験に近い難易度・量・質の試験を受けることができます。
また、模試に出ていた問題が実際の入学試験に出される可能性も十分にありえます。
模試を受けるメリットは以下の2つです。
①本番さながらの状況で試験を受けることができる
時間配分や休憩時間の使い方、体力やメンタル面において、本番に似た状況で試験を受けることができます。
②現在の自分の学力が分かる
模試の結果を見ることで、自分が志望校の合格ラインにどれだけ近いのかを見ることが出来ます。たとえ判定結果が悪くても心配することはありません。自己分析や模試の復習を繰り返すことで、弱点が補強され着実に実力を伸ばすことができます。
では、模試や復習ノートはどのように活用すればよいでしょうか。詳しく見ていきましょう!
模試の復習方法
模試を復習する際には以下の3つの手順を踏むことが重要です。
①自己採点
模試を受けた当日(翌日)には全ての教科の自己採点をし、試験の点数を出してみましょう。その際に、以下の3つの点を明確にするようにしましょう。
・どの問題の配点が大きいのか
・確実に正解しなければならない問題はどれかを把握する
・自分の点数と志望校に入るために必要な点数との差はどれくらいかを確認する
②間違えた問題の理解・解き直し
間違えた問題については、以下の3つの点に注意して復習するようにしましょう。
・何が原因でできなかったのかを明確にする
・問題のどこの部分からできなかったのかを明確にする
・解説や教科書などを参考に知識の定着度を確認する
模試の復習ノートは、間違えた問題を解き直し、時間が経っても自分の弱点や苦手を忘れないようにするための便利なアイテムです。
③模試全体の解き直し
間違えた問題を復習したら、模試全体を解き直してみましょう。落ち着いた状態でもう一度模試を解くことで、試験問題への理解が深まったり、新たな発見をすることがあります。
模試の復習ノートの作り方
模試の復習ノートは、教科ごとに作ることが重要です。その前に、ここでは各教科に共通する模試の復習ノートの作り方を解説します。
①間違えた問題とその解説を書く
各教科において間違えた問題を模試の復習ノートに転記します。そのうえで、解説や参考書を参照しながら、解法を書きます。このとき、ただ解法を書くだけでは意味がありません。解法を自分の言葉で説明ができるようにまとめられれば、きちんと理解ができた証拠です。つまり、復習ノート=自分のためだけの解説を作るのです。
②良かった点・悪かった点・改善方法を書く
模試全体を通しての反省をしましょう。時間配分、休憩時間の過ごし方、メンタルなどについて、良かった点・悪かった点をノートに書き出してみましょう。どんなに些細な事でも、気づいたことを書き出してみることが大切です。そのうえで、反省点に対する改善方法を考えるようにしましょう。
教科ごとに模試の復習ノートの作り方を徹底解説!
全教科に共通する模試の復習ノートの作り方は上記の「模試の復習ノートの作り方」で述べた通りです。
ここでは、各教科ごとに模試を復習する際のポイントや、模試の復習ノートを作る際のポイントを解説します。
①英語
・知らなかった単語や表現を辞書で調べ、そのうえで単語や表現を用いた具体例
をノートにまとめる
・構文や和訳が分からなかった文を書き写す
・できなかった問題を分析し、どうすれば解けたかを明確にしたうえでポイント
をまとめる
②数学・理科
・間違えた問題について、解く過程でどこまで出来たのかを明確にする
・公式・知識の定着状況を確認する
・解説を読んでも理解できない場合は先生に質問し、解説してもらったポイント
をノートにもまとめておく
③国語
現代文
・記述問題であれば、回答に必要な要素のうちどれが抜けていたかを確認する
・選択肢問題であれば、なぜ不正解の選択肢を選んでしまったのかを考える
古文
・分からない単語を辞書や単語帳で確認する
・主語や敬語を書き加えながら模試の問題文を読む
漢文
・文法事項や語彙を参考書などで確認する
・模試の問題文の書き下し文や和訳をしてみる
ちなみに、国語の模試を復習する際には、問題文の文章を全て暗記する必要はありません。時間配分や問題を間違えた原因を考えることが重要です。
④社会科目
・間違えた問題に関連する知識を教科書や参考書で確認し、模試の復習ノートに書き写す
・自分が知らなかった知識を模試の復習ノートに書き写す

模試の復習ノートの活用法
模試の復習ノートは何度も確認することが大切です。時間を追うごとに復習することで、自分の弱点や苦手を補強することができます。復習に効果的なタイミングは下記のとおりです。
①模試を受けた当日(翌日)
上記の「模試の復習ノートの作り方」を参考に、模試の復習ノートに間違えた問題や反省点を書くようにしましょう。
②模試を受けた1か月後
模試を受けた1か月後、3か月後と、模試を忘れた頃に解き直してみることをおすすめします。
その後で、模試の復習ノートの間違えた問題や反省点を克服できていれば、模試の復習ノートを効果的に使えている証拠です。
③入試(試験)の前
入学試験や実際の試験を受ける前に自分の弱点や苦手が詰まった模試の復習ノートをもう一度見直してみましょう。
模試の復習ノートは必要?模試の復習ノートを作るメリットとは!?
模試の復習ノートを作ることは手間がかかり時間の無駄ではないかと思う人もいるかもしれません。しかし、模試の復習ノートを作る方が、時間の無駄や手間を省くことができます。
模試の復習ノートを作るメリットは以下の2つです。
①勉強の効率が上がる
日々学習を進める中で、模試で見た問題に近い問題に出会った際に、模試の復習ノートをみることで、瞬時にポイントを確認することができます。
②自己分析に役立つ
模試の復習ノートに、間違えた問題だけでなく、試験中の時間配分やメンタル面など総合的な反省も加えることで、自己分析に役立てることができます。
たとえば、試験中に時間が少なくなると焦る、各教科の特定の分野が苦手だ、といった発見をすることができます。
模試の復習ノートは、同じ失敗を二度と繰り返さないための最強のアイテムのようなものなのです。
まとめ

今回の記事では、各教科の模試の復習ノートの作り方や、模試の復習ノートの活用法について解説しました。模試の復習ノートを効果的に活用することで、着実に実力を伸ばすことができます。
日々、友達付き合いに勉強に、何かと忙しい中学生や高校生。日々勉強する中で、苦手な教科につまずいたときや、疑問点が出てきたとき、すぐ誰かに聞くことができたら…。
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