授業中、ノートを取るときに「時間がかかってしまった…」「後で見返したらノートが読みにくかった…」という経験をしたことはありませんか?また、「テスト勉強のときに、ノートを上手に活用できない」という悩みを抱えている人もいるかもしれません。せっかく時間をかけてノートを取るなら、今後の勉強に活かせるノート作りをしたいですよね。
この記事では、効率的なノートの取り方や、見やすいノートの取り方をご紹介します。さらに、教科別の上手なノートの取り方を知ることで、今よりも成績アップを狙うことができるでしょう。ノートの取り方を見直したい人や、学校の成績を伸ばしたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
テスト勉強に活かせる!効率的なノートの取り方3選

先生の板書通りにノートを取ったものの「後から見返してみたら内容が理解できなかった…」という経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。授業中は、黒板に書いてある文字を写すことに気を取られてしまうため、いつの間にかわかりにくいノートになってしまうことがありますよね。
以下では、効率的なノートの取り方を紹介します。少しの工夫で、テスト勉強に活かせるような役立つノートになりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.余白を多めにとって気づきや補足を書く
ノートを書くときは、余白を多めにとることが大切です。なぜなら、余白をとることで大事な気づき・内容の補足・先生の話・豆知識などを書くことができるからです。ノートに余白を作るためには、あらかじめ線を引いてスペースを確保しておくとよいでしょう。
中には「黒板の文字を写すだけでよいのでは?」と疑問を持つ人もいるかもしれません。しかし、授業中に自分で感じたことや先生から聞いた話は、より印象に残りやすい傾向にあります。また、他のことも一緒に関連付けて記憶できる効果も期待できるので、ちょっとしたことであっても書くクセをつけるとよいでしょう。
たとえば「紫式部はペンネームなんだよ」と先生が教えてくれたことで、時代背景や紫式部の肖像画を一緒に覚えやすくなるかもしれません。くわえて、源氏物語のあらすじや平安時代に興味を持ったり親しみを感じたりするきっかけになるはずです。
2.イラストや図はコピーを活用する
イラストや図は、自分で書くことで知識が定着しやすいというメリットがあります。しかし、描くことに時間がかかってしまうという点はデメリットと言えるでしょう。ノートに時間をかけすぎないためには、コピーを有効活用することをおすすめします。イラストや図を描く時間を省略することで、より効率的に勉強することができるはずです。
3.索引情報を記入しておく
ノートには、索引情報を記入しておくことをおすすめします。索引情報とは、授業を受けた単元や項目、教科書や参考書のページなどのことです。さらに、授業を受けた日付も書いておくとよいでしょう。
索引情報を書いておくことで、テスト勉強をするときにすぐに必要な箇所を見つけることができます。そのため、より効率的に勉強を進めることができるでしょう。索引情報の書き方は「右上に日付を書く」「見出しの隣に教科書のページを書く」など、毎回統一しておくとわかりやすくなります。
見やすいノートの取り方のコツ2選
ノートを完璧に書く必要はありませんが、綺麗で見やすいノートは後から見返したくなり、勉強の意欲が湧くきっかけになるでしょう。以下では、見やすいノートの取り方のコツを2つ紹介します。
1.自分なりのルールを決めて書き方を統一する
見やすいノートにするためには、文字の大きさや記号の書き方を統一することが大切です。たとえば、使う記号は「ポイント=◎」「例=ex)」とあらかじめ決めておくとよいでしょう。
また、見出しの書き方や位置を揃えて、全体のレイアウトを整えることでさらに見やすくなります。書き方を統一させることで、ノートから情報を得やすくなるはずです。自分なりのルールを決めて、意識して書いてみてくださいね。
2.使用する色ペンは3色までにする
見やすいノートにするためには、色ペンを3色くらいに絞ることをおすすめします。なぜなら、たくさんの色ペンを使いすぎることで、重要なポイントがわからなくなってしまうからです。後々、見返したときに一目で大事なポイントがわかるように、使う色を決めておきましょう。
また、以下のように、色ごとに書く内容を決めておくことでわかりやすいノートになります。
・赤=先生がテストに出ると言ったところ
・青=説明や補足情報
・緑=自分の疑問や気づき
など
あらかじめ自分のルールを定めておくことで、迷わず書くことができるでしょう。1本で複数の色を使い分けられる3色ボールペンなどを活用するのがおすすめです。
教科別の上手なノートの取り方

ノートの取り方は、教科によって意識すべきことが異なります。教科別のポイントを知っておくことで、勉強の質が上がるかもしれません。以下では、教科別のノートの上手な取り方をご紹介します。
1.国語
国語のテストでは、授業中に扱った内容から中心に出題される傾向があります。そのため、ノートには先生が話したことを書くスペースを用意しておくとよいでしょう。国語のノートは縦書きが多いので、ノートの下3分の1くらいは線を引いて余白を残しておくことをおすすめします。
先生が授業中に話していた「このときの主人公の気持ちを考えよう」「この言葉の意味は…」という言葉を聞き逃さず、ノートに残しておきましょう。先生の言葉は、色ペンで書くとさらに見やすくなります。
2.数学
数学は、問題を解くためにしっかり理解することが大事です。そのため、授業で解説された問題は、途中式も書くとよいでしょう。また、演習問題で間違えたところは消してしまうのではなく、そのまま残しておくことをおすすめします。なぜなら、後から「どこを間違えていたのか」ということがわかり、振り返りやすくなるからです。
また、数学ではテストに向けて繰り返し問題を解くことが大切です。間違えたところは、付箋やペンで目印をつけておくことで反復学習ができるようにしておきましょう。数学は、図が書きやすいようにドット入りのノートを使用すると書きやすくなります。
3.英語
英語は、英文と和訳をセットで書くとよいでしょう。もしも、和訳を隠して勉強をしたい人は、オレンジ系の色で書くことで、後から赤シートで隠して勉強することができます。
また、覚える単語は一部分にまとめて書いておくことで、後から復習がしやすくなるでしょう。苦手な単語はコンパクトな単語帳に書き、スキマ時間を使って勉強することもおすすめです。コツコツと勉強をすることで、テスト前の勉強の負担を減らせるはずです。
4.社会
社会は暗記する内容が多い科目です。そのため、後から赤シートで隠せるように大事な用語や年号はオレンジ系のペンで書くことをおすすめします。しかし、オレンジ系のペンで書く量が多すぎると、赤シートで隠したときに要点がわからなくなってしまうので気をつけましょう。
社会では、黒板に書いてある通りにノートへ写すことも大事ですが、自分なりの年表や人物の相関図をまとめておくと、さらに理解が深まりやすくなります。暗記が多い教科だからこそ、ノートをテスト勉強の教材のひとつとして上手に使いましょう。
5.理科
理科は、図やイラストを描いて視覚的にまとめると後から見たときにわかりやすいでしょう。くわえて、授業中に気づいた点をメモしておくことをおすすめします。また、実験の手順はしっかり書いておくとよいでしょう。
理科は、理解できないところがあると、その後の授業が難しく感じてしまう教科です。疑問は、先生に聞いて早めに解決させておくと安心です。
目的をはっきりさせて活用できるノートを作ろう!
ノートを書くときは「間違えずに完璧に書く」「丁寧に書く」ということを意識する人が多いかもしれません。しかし、ノートを書く目的は、理解を深めたり、知識を整理することです。ノートを書くことはゴールではなく、活用するためのスタートとも言えるでしょう。
もしも授業中に「ノートを書くことに時間がかかってしまう…」と悩んでいる人は、効率的なノートの書き方を頭に入れ、スピードを意識して書いてみてくださいね。
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